28Jul

荻原浩著『海の見える理髪店』はもう読まれましたか?第155回直木賞受賞作です!
6つの作品を収録した短編小説集で、それぞれ親子や夫婦など家族がテーマになっています。
ネット感想をまとめてみました。
直木賞の萩原浩『海の見える理髪店』感想評価まとめ
『海の見える理髪店』の感想をまとめました。
まだAmazonレビューが少なめだったので、Twitterの感想も合わせて、ポジティブな感想とネガティブな感想とで分けました。
それでは『海の見える理髪店』のAmazonレビューまとめをご覧ください。
全体の総点は3.6点/5です。
■ポジティブな感想■
「切ないもの、ホノボノするもの、驚きの展開などなど、いろんなテイストで楽しませてくれた。」
「満足しました。」
「なんといっても、冒頭の表題作がいい。」
「ほぼ全編において、家族の絆に時間というものをうまく絡めて、切なさをぎゅっと詰め込んだ素敵な作品集です。」
「家族に焦点をあて、感情を揺さぶる描写が散りばめられていました。」
「6篇の短編集。どの作品もじんわりと心に染み入ってくるような味わいがある。」
「表題作ももちろん好きだけど、『空は今日もスカイ』が心に残った。」
「表題の作品も良かったが『成人式』が良かったかな。やり直せたらと振り返ってばかりではなく一歩踏み出す勇気に感動する。」
「サラサラ読めるけれどさすが荻原さんと思える一冊でした。」
「家族の温かさ、優しさが胸に染みる短編集だった。荻原さんはこの本に限らず、日常的な人物描写がとてもうまいが、この作品集にもそんな良さが十分に盛り込まれた話だった。」
「読後にジワジワ染み入るような筆致。親が子を思う表題の『海の見える理髪店』と『成人式』が印象深い。」
「『空は今日もスカイ』秀逸。『成人式』切ない。深く染み入る苦味。」
「本来ならそういう環境に置かれた個人にしかわからない感情をそうじゃない人にも共感させる物語の力。」
■ネガティブな感想■
「親切極まりない小説。読む者の想像力に期待しません。つまりよくわかるのですが、読み終わってもそれ以上の何かは得られない。」
「私はもう少しコミカルな荻原浩が好みです。」
「どれも悪くないけど、心に迫るものがない。」
出典:https://goo.gl/f1Ko79
出典:https://goo.gl/R0hg0F
海の見える理髪店の見どころは?
このように、AmazonレビューとTwitterの感想をまとめたところ、ポジティブな感想が圧倒的に多いですね。
筆者も好きな作品なので、直木賞受賞が発表された時は本当に嬉しかったです。
ちなみに筆者の好きな作品は生き別れの父と息子のお話で、表題でもある『海の見える理髪店』と
数年前に中学生の娘を亡くした夫婦が、生きていれば娘が出席するはずだった
成人式に代わりに出席しようとする『成人式』です。
他の作品も、さまざまな問題を抱える家族がテーマとなっていて、
切なく悲しい気持ちになりますが、どの作品もきちんと救いが用意されていて
読み終わったあとはほっこり温かい気持ちになります。
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