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病院嫌いの赤ちゃんはどうしたらいいの?検診や診察室で役に立つ3つの考え方

定期検診や、体調の悪い時の病院の診察室は、大人だってドキドキします。そういう場所が好き、という人は、それほどいるわけではないでしょう。ことに、赤ちゃんのことが心配でしょうがないお父さん、お母さんは『検診で何か言われるんじゃないか』とか、具合が悪い赤ちゃんのことが心配で『早く治ると良いな』、『自分のせいで熱を出したんじゃないか』などと、いつもより緊張しているはず。むしろ、自分が病院にかかる場合よりも抱っこしている腕や体がこわばったり、心拍数が上がっている可能性があります。

赤ちゃんは環境の変化や周囲の反応に鋭敏です

赤ちゃんも病院や保健センターなど、「お家とは違う」色の天井やカーテン、そして空気、消毒液などの独特の匂いに気づくはずです。成長するにつれて、彼らの五感は急速に進化しています。赤ちゃんは、大人が思うよりも敏感に周囲の様子やお母さんたちの緊張を悟ってしまうのです。人見知りが始まるころには、聞いたことが無い人の声にも反応するようになります。

耳慣れた親しい人達の声、そして、月齢が低いほどに、家や保育園などでも女性に囲まれていることが多いので、お父さんやおじいちゃんなどの家族以外の低い声のトーンに対して敏感になっている場合もあります。

そんな場所で、服を脱がされて聴診器を胸や背中に当てられる感覚に驚くのも無理はありません。ときには診察台などに寝かされて、短い時間であってもお母さん、お父さんの手から離れるのは、心許なくて、怖いものでしょう。

予防接種で針を刺されたり、熱があったり、お腹が痛かったり、そんな場合にはなおのことです。彼らは、大人が思うよりもずっと、そういったシチュエーションを記憶して、次に同じ状態になりそうなとき、頭の中でそういう記憶を呼び覚まして、また同じ怖いことになるんじゃないか、とおびえたり、緊張したりで泣いているように感じました。

また、そんな時に泣かれると、お母さんも「うるさくしちゃいけない」とか「周りに迷惑になってしまう…」と、むやみに泣いているのを止めようと頑張ってしまいますが、それがマイナスの相乗効果で更なる緊張に向かってしまい、赤ちゃんはさらにパニックになるのでは、と思うのです。

我が子が一歳前に胃腸風邪にかかった時に、診察の後で点滴をしていただきましたが、その時に『お母さんがいると甘えるから廊下で待っていて』と言われてしまいました。今ならもうちょっとやりようがあると思いますが、田舎の古い小児科でしたから、逆らいようもありません。そして、その処置は医学的には的確で、息子の体調は良くなったのですが、それ以降、息子は病院だけでなく『待合室とその先のドア、その向こうの部屋』というシチュエーションがダメになりました。その時から一年ほどの間、まさに泣いて怖がって、予防接種などに連れていくのも苦労しました。

しかし、あの小さい体で、お腹がが痛くてしんどい時に、知らない大人に囲まれて注射針を刺された、という経験を思えば無理もないな、と思い、それからは病院や検診に行くときには彼の気が紛れるものを用意していくよう、心がけました。

知育教材&”病院イヤイヤ”対策グッズをさがしてみよう

明るい色のお気に入りのバスタオル(季節によっては、フリースのひざ掛けなど)や、絵本。当時は好きな音楽を聴けるMDなどです。テレビの子供番組の音声を録音したものなどはイヤホンを手に持って耳に当ててあげると小さい声で歌ったり。今ならスマホで好きな動画を見せるのも良いかもしれません。絵本も厚紙でできた持ち歩き用のサイズのもので好きなキャラクターのシリーズを揃えていたので、その日の気分で選び、マザーズバッグに入れて持っていきました。

そして、この時期に絶大な力を発揮したのが、某教材会社のキャラクターのぬいぐるみです。小さいころから入会して、最初に送られてきたそのぬいぐるみは長い間彼のお気に入りでした。その教材には様々な生活習慣に関する話題もあって、ビデオで物語仕立てで子供たちに優しく語りかけてくれるのですが。

注射や病院のお話もあって『大丈夫だよ、ちょっぴりこわいけど、一緒に頑張ろう!』と励ましてくれる感じになっていました。親があれこれ言うよりも、そのキャラクターの呼びかけはストレートに子供たちの心には響いていくようなのです。さすがに、長い間子供たちに親しまれてきたのには訳があるなと思ったものでした。

なので、そのぬいぐるみは検診のときや通院にはかならず連れて行きました。同じようなお子さんがたくさんいるので、名前を書いて、目立つところにワッペンを縫い付けてあげることで『迷子(紛失)防止』をこころがけました。
また、検診や診察室の現場で直接的に『効果があった』と私が思っているのは診察や検診が終わった時に服を着せるよりも先に抱き上げることでした。

泣いているあかちゃんはじたばたして服を着せるのにも手間取りますし、恐らくとても不安であったろう瞬間の直後なので、持って行ったお気に入りのバスタオルやフリースのひざ掛けなどでくるんで、さっと抱っこしてあげるのです。それだけで、息子は意外とおとなしく泣き止んで、疲れてしまったのか、すっと寝入ってしまうことも良くありました。慣れた匂い(いつも使っている柔軟剤や洗剤、そしてお家の空気の匂い)と、お母さんの腕の感覚は、そんな場所でも落ち着いてリラックスできるのではないでしょうか。

そうすると問診や診察の結果のお話も落ち着いて聞けますし、病院や保健センターなどの待合室はエアコンを効かせてくれている場合が多いので、診察室を出てからゆっくりと服を着せて、おっぱいやミルクを飲ませると落ち着いてお昼寝タイムに入ることもありました。

そうするうちに、本屋さんで知育教材のような絵本を何冊か見つけました。同じシリーズでトイレトレーニングなどもあるもので、注射が怖い子やお医者さんが嫌い、というお子さん向けのものです。

しかし、それを検診や病院に行く直前に見せたりするのではなく、日常の絵本のローテーションの中に入れてさりげなく伝えるのが大切だと感じました。予防接種があるから!とその前に何度も見せると子供は思い出したり緊張したりで、当日はより一層激しく反応してしまうかもしれません。

前述のキャラクターのビデオも同様です。いろんなテーマの中にさしはさむようにして『大丈夫だよー』『怖くないよー、痛いけど、ちょっと頑張ろう~!』というお話を見せておくことで『そういうこともあるんだ』と少しずつ認識させていくことが大切なのだと思います。

泣くことは仕方がない。でも、一生懸命向き合うことが大切

また、検診や診察で、赤ちゃんが泣くことは無理のないことなのだと開き直ってしまうことも大切です。もちろん、様々な対策や自衛をしたうえでのことではありますが。医師や看護師、保健師さんもみなプロです。言葉を持たない赤ちゃんが不安や怖さでなくことは織り込み済みでお仕事しているのです。

ただ、それに対して何のアクションも起こさない親御さんに対してはいろいろな反応があるでしょうが、一生懸命に育児をし、その場でも赤ちゃんに対して働きかけをしているお母さんやお父さんに対しては、酷いことは言われないはずです。むしろ励まされるくらいかもしれません。

言葉を話せない赤ちゃんのことです。大人たちも心配するでしょうし、緊張もあるはずですが、すこし力を抜いて病院を訪ねてみてください。頑張っている親御さんに対しては、医師も看護師さんも、力を貸してくださるはずですよ。もしかしたら、そこから親子関係が好転するようなヒントも頂けるかもしれません。

そして赤ちゃんもいつまでも小さいままではなく、少しずつ成長していきます。そうしたら、言葉も理解するし、話せるようになりますので、親たちも諭したりなだめたり、いろんな対応が取れるようになるはずです。だから、そういった機会には、気負うことなく受診してみてくださいね。

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